恋愛は必ずしも幸せばかりとは限らず、
なかには心をえぐられるような恋愛も
あります。
ひどい恋愛を経験すると、別れた後もキズは
癒えず、人間不信になったり、トラウマを
抱えてしまうこともあります。
今付き合っている僕の彼女も、過去の
恋愛のせいで男性不信になっていました。
付き合って2年が経ち、今は僕を信頼している
様子ですが、付き合う前~付き合ったばかり
の頃は、不安定な彼女をケアする必要が
ありました。
恋愛にトラウマがあり、男性不信だった
彼女に心を開いてもうために、どのように
接していったのか、安心感を与えるために
何をしたのか。
僕がそこにたどり着くまでの話をします。
難しいテクニックはいりません。
大切な彼女に不安や辛い思いはさせたくない。
幸せを感じてもらうには、どう接したらいい
のか。
そんな疑問のある方の参考になれば幸いです。
出会いは友人の誕生日パーティー
彼女と知り合ったのは、友人の
誕生日パーティーでした。
ここでは仮に彼女をサキ、友人を
ケイタと呼びます。
ケイタは生粋のアウトドア派で、
誕生日パーティーは河原での
バーベキューでした。
大学の友人、サークルの友人、
バイト仲間など「ケイタの仲間を
別け隔てなく集めた」という感じで、
初めて会う人も多かったです。
そこで出会ったサキ。
すごく可愛くて、それに「手伝うことが
あったら言ってね」と準備も片付けも
積極的に手伝ってくれる子です。
話しやすいし、映画鑑賞という共通の趣味も
あるし「これは素敵な出会いかも!?」と
ワクワクしました。
ただ、サキとの会話で、妙だと感じること
がありました。
それは、僕を見るサキの目がいつも
伏し目がちなのと、なかなか目を
合わせてくれないことです。
話は盛り上がっているし、
サキはよく笑っている。
僕が一方的に質問しているのではなく、
サキからも僕に質問してくれて、会話を
盛り上げようとしているのがわかります。
さらに、サキから連絡先の交換を
申し出てくれたので、嫌われて
いないのはたしかでしょう。
ただ、彼女の挙動や表情からは、
不安や恐怖、拒絶といった
ニュアンスを感じるのです。
サキと協力してテーブルを運ぼうとしたとき、
事件は起こります。
僕とサキの手がたまたま触れたのですが、
その瞬間サキは「ビクッ」と体を震わせ、
ものすごいスピードで手を引っ込めたのです。
それはまるで、嫌悪しているものをうっかり
触ってしまったときのような引っ込め方
でした。
たとえるなら「バラエティ番組の罰ゲームで、
女性タレントが大きなカエルやヘビといった
ゲテモノを触ったときのリアクション」
という感じでしょうか。
咄嗟に「ごめんなさい!」と言うサキ。「大丈夫」と言う僕。
このとき僕は、サキのリアクションについて
あまり深く考えていませんでした。
「もしかしたら僕の手が汚かったのかな?」程度に考えていました。
ふたりきりを避けるサキ。その理由は過去の恋愛経験
ケイタの誕生日パーティー以降、サキとは
頻繁にLINEでやりとりしていました。
会話の雰囲気は非常によく、お互い「好き」
「愛している」と直接的なことは言わない
ものの、惹かれ合っているのはたしかでした。
そして僕はサキに「今度2人で出かけよう」と
申し出ますが、サキからの返事は「友達も
誘ってみんなで遊ぼう」とのこと。
いい雰囲気なのになぜ2人きりではなく
「みんなで」なのか。
このとき、ケイタの誕生日パーティーで見た、
手を引っ込めるサキが頭に浮かびます。
実は嫌われている?気を使ってLINEの返信をしてくれているだけ?
考えても答えは出ないので、ケイタに相談
しました。
ケイタは「サキはね、前の彼氏がひどかった
から、男が怖いのかも。詳細は知らないけど」
と教えてくれました。
恋愛にトラウマがあるサキ。ただ、それだけで
僕のサキに対する思いは消えず「サキが心地
よいかたちで会おう」と提案します。
男性が複数いると落ち着かないのか、僕、サキ、サキの友達の3人で会うことになりました。
サキの友人マオ
久しぶりに会ったサキ。やっぱり可愛かった
です。
会ったとき笑顔を見せてくれたのですが、最高でしたね。
サキの横には、サキの友達のマオがいました。
男1、女2というちょっと珍しい構成で、
最初はちょっと違和感がありましたが、
次第に慣れて楽しめるようになりました。
後でわかったことなのですが、マオはサキの
男性不信克服を手伝おうと、わざわざ
スケジュールを調整して来てくれた
そうです。
また、僕が信頼できる男かどうか判断しに
来たそうです。
サキ、マオ、そして僕。この3人で6回
会いました。
そして6回目に会ったあと、マオから
「ちょっと話がある」と言われ電話が
かかってきました。
内容は以下のとおりです。
「たぶんサキのこと気になっているでしょ?
いつも私がいてごめんね、邪魔だったよね。
次会うときは私は行かないから、
サキと2人で遊んでね。
でも、もし遊び半分でサキと付き合う気なら
手を引いて欲しい。
サキは過去の恋愛でひどい経験をしているの。
だから、サキと付き合うのは正直大変だと思うよ。
ヤリたいとか、可愛いからちょっと気になる
っていう程度の気持ちなら、サキから離れて
欲しい。
私はサキが大好きで、幸せになって欲しいし、
これ以上傷ついて欲しくないの。
サキもあなたのことが気になっている。
それと同時に、男性にたいしてトラウマを
抱えている。
矛盾しているように聞こえるけど、それが今のサキなの」
話しながら、思わず感情的になっていくマオ。
彼女なりに、サキの幸せを本気で考えている
ようすでした。
マオの話を聞いても、僕の気持ちは
かわりません。
彼女のためなら困難も乗り越える。
その旨を伝えるとマオは「わかった。
じゃあ、サキのこと、よろしくね」と
言ってくれました。
そして次のデートで、2人きりでのデートが
実現します。
2人きりでの映画デート。トラウマについて語るサキ
サキと僕は映画鑑賞が趣味なので、2人きりの
デートは映画を観に行きました。
映画の内容は正直イマイチでしたね(笑)。
サキも同じ感想だったようで「盛り上がりに
欠けたよね…」なんて話していました(笑)。
デートで観に行った映画が微妙だったとき、
雰囲気を壊さないように、無理してテンション
をあげて「お、おもしろかったね~!」なんて
言う男女もいるでしょう。
しかし、サキと僕は本心をぶっちゃけて話して
いました。
このことから、サキと僕の心の距離がいかに
近いのがわかるでしょう。
映画のあとは、ディナーを食べに
レストランへ。
そこでサキは「聞いて欲しいことがある」と過去の恋愛について話してくれました。
彼女のプライベートのため全部は
話せませんが、要約すると以下の
とおりです。
・歳上の男性と付き合っていた
・「結婚を視野に入れて真剣に付き合いたい」と言われていた
・しかし、相手には本命の彼女が別にいて、サキは遊び相手だった
・その男性はイライラすると乱暴な営みを要求してきた
・別れ際にひどい言葉を言われた
「別れ際のひどい言葉」についてですが、
ちょっと生々しいです。
オブラートに包みますが、
「“将来結婚する相手だから”と安心して生の
行為受け入れたおろかな女」といったことを
言われたそうです。
将来をほのめかした上で二股。
さらに、二股を悪びれるわけもなく、
別れ際に最悪な言葉を浴びせる。
聞いているだけで腹が立つ話でした。
サキが男性不信になってしまうのも
当然でしょう。
その話を聞いた僕は「サキを幸せにしたい」と
さらに強く思うようになりました。
しかし、ここで強く抱きしめて
「僕が幸せにする」
「僕のことは信じて大丈夫」
なんて言うのはダメでしょう。
元彼にそういった類の言葉を何度も聞かされ、
しかもすべて嘘だったわけですから。
トラウマを呼び起こし、かえって傷つけて
しまう可能性があります。
「なにをしたらサキに安心してもらえる?」と
考えましたが、結局その日僕はサキになにも
できず、ただ話を聞いてお別れしました。
トラウマを呼び起こさないように、気を付けたこと
サキと2人きりでデートした翌日、僕は
「よかったら、また会いたい」と
メッセージを送りました。
サキの過去を知ったうえで、それでも会いたい
という気持ちを伝えたかったのです。
その後、初回のデートと同じように、2人で
映画を観に行きました。
映画のあと、僕はサキにこう伝えます。
「この前、過去の恋愛について話してくれて
ありがとう。サキの過去を聞いても僕は
サキから離れようなんて思わない。
サキと会えるとすごく嬉しいし、これからも
会いたい。
時間をかけてもっとサキのことを知りたいし、
僕のことも知って欲しい」
本心を言えば
「僕は嘘なんてつかない」
「僕が幸せにする」
「好きだ」
といった類の言葉を伝えたいところです。
しかし、愛の言葉や、信頼してもらいたい
といった類の言葉は、サキを苦しめる
可能性があります。
そのため、僕なりにですが、サキを
傷つけない言葉を慎重に選んで、
最大限の好意を伝えました。
また、時間をかけて関係を築くことを
強調しました。
男性を信じられるようになるまで、
心のキズが癒えるまでには時間が
かかるでしょうから。
サキは僕の気持ちに応えてくれ
「私もあなたのことを知りたい。
でも、時間がかかると思う。
ごめんね。よろしくね」と
言ってくれました。
マオの協力
その後も映画デートを何度かしました。
お互いに映画が趣味なので、デートプランを
変えなくても別に不満はありませんでした。
しかし、上映中の映画は何十本もあるわけ
ではなく、映画デートを繰り返している
うちに、上映中の映画をすべて見尽くして
しまいます。
しかも、ちょうどその時期は夏真っ盛りで、
屋外を出歩くのも億劫になる毎日でした。
できればおうちデートをしたい。でも、
サキは受け入れてくれるだろうか?
そこで僕は、サキの友人マオに以下のような
相談をします。
「今度サキを家に誘いたいんだけど、
家で2人きりはマズいよね?よかったら
マオもどうかな?
家のリビングがちょっとしたホームシアターに
なっていて、普通のテレビよりもいい感じに
映画を楽しめるようになっているんだ。
映画が好きなら楽しめると思う」
この提案にたいしてマオは、アイディアを
添えて答えてくれました。
「じゃあ、こういうのはどう?私がサキに
「ホームシアターがあるんだって!
サキ映画好きでしょ?観に行こうよ!」
みたいに、ちょっと強引にサキを連れて
押しかける感じ?」
マオのアイディア通りに計画実行、
幸いなことに、サキはすごく
楽しんでいるようでした。
後でわかったことなのですが、サキは屋外より
もおうちデートが好きで、僕の家に行ってみた
いと思っていたそうです。
サキが家にいる間、もちろん変なことはいっさいしていません。
ボディタッチや飲酒はいっさいなしです。
マオもいたので、当然といえば当然ですがね。
元彼の言葉を信じて深く傷ついているサキに、
言葉で「俺のことを信じて」と言っても
通じないでしょう。
だから僕は、言葉ではなく行動で安心感を持ってもらおうと考えました。
マオも含めた初おうちデートの帰り際、マオが
「次はこの作品が観たいんだけど、
私ブルーレイ持ってきてもいい?
サキも好きだよね?」
と言い、自然な流れで次回のおうちデートの
約束をとりつけてくれました。
そしてマオの言ったとおり、次回も3人で上映会をします。
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言葉ではなく行動で
その次のデートも同じように、僕の家で
上映会をする予定でした。
しかし、マオが当日
「ごめん、今日行けなくなった」と急用を装ってふたりきりにしてくれました。
最初は「サキ、怖がっていないかな?」と
不安もありましたが、サキの表情に
不安の色はなく、大丈夫そうホッと
しました。
2人きりの空間。
当然のように、不安を与えないよう
行動を徹底する僕。
1人がけのイスに、それぞれ座ります。
2,3人がけのソファに2人座って、なし崩し的に
ボディタッチをする、といった展開にならない
ためです。
ボディタッチなし、お酒なし、変な雰囲気に
ならないように日中はカーテン全開。
大人なムードにならないようにポップな曲を
かけ続けるなど、サキが安心できるように
努めました。
映画を観て、映画について語り合い、
日が沈む前には解散。
そんな健全なデートでした。
また、信頼獲得のため
「俺のスマホのパスワード1432だから。
俺の緊急時は代わりに友達に連絡してね
(笑)」
とジョークを交えながらパスワードを
教えました。
LINEもインスタのDMも全部見放題です。
さらに、写真を撮るときはいつも僕の
スマホで撮り、撮った写真を
「見てこれ、いい感じじゃない?」
と見せながら、データフォルダの中身も見せました。
サキが「スマホを見せて」とか「写真見せて」
と求めたわけではありません。
僕から勝手に開示しました。
とにかく「サキに対してやましいことや
隠しごとはない」と伝えたかったのです。
言葉ではなく、行動で信頼してもらおうと
務めました。
ジョーク交じりに
「俺になにかあったら助けにきてくれ」
と言いながら、位置情報シェアアプリの
インストールを提案したこともあります。
サキは「それはやりすぎ(笑)。
でも、ありがとう」と言いました。
きっと、このときサキはわかっていた
のでしょう。
サキに信じてもらうために僕が行動を
徹底していたことを。
しかし、サキが心から信頼できる男に
なりたかった僕は、サキの制止を振り切り
位置情報シェアアプリをインストール
しました(笑)。
PR 大切なお子さまをGPS端末で見守り 「soranome(ソラノメ)」
長い時間の末
いつものように、サキと徹底的に
プラトニックなおうちデートを
しているときのことです。
サキは突然変なことを言いました。
「手を触ってみてもいい?」
と言うのです。
イマイチ目的のわからない提案でしたが、
サキが求めるなら僕は拒みません。
「いいよ?」
と言い、手を差し出します。
恐る恐る、僕の手を触るサキ。
そして
「バーベキューのとき、ごめんね」
と言いました。咄嗟に手を引っ込めてしまった
ことを、今でも申し訳なく思っていた
ようです。
僕の手を少しだけ触ると
「ありがとう」
と言い、僕の手をはなしました。
この日だけでなく、おうちデートでは
いつもこの「手を触る時間」がありました。
最初はよくわからなかった行為でしたが、
きっとサキなりに「この人は信じて大丈夫だ
と思う」という気持ちの確認と「あなたのこと
を信じているよ」という気持ちを最大限
伝えてくれていたんだと思います。
手を握るだけ、それ以上の行為は
いっさいなし。
そんなおうちデートを30回ぐらいしました。
考えてみてください。
お互いに惹かれている男女がいて、
30回も男性の家に行っているのに
なにも起こらない。
普通の恋愛なら「それおかしくね?」と
思われるでしょう(笑)。
しかし、僕らには必要な時間でした。
そしてある日のおうちデートで、
僕の手を握りながらサキは、
素直な気持ちを話してくれました。
「はじめは正直少し怖かったけど、
今は信じられる。でも、まだ少し不安定で、
もし裏切られたらって考えちゃうことも
あるけど、それでも一緒にいたいと思う」
それにたいして僕は
「教えてくれてありがとう。全部サキの
タイミングでいいから、ゆっくり時間を
かけよう」
と答えました。
その後、おそらく4,5回くらいでしょうか。
手を触れる以上のことはしないおうちデートを
したのち、サキから告白してくれました。
もちろん答えはYESです。
「もしかしたら、疑ってしまうことも
あるかもしれない」という条件つきでは
ありますが、問題ありません。
そのときは、また全力で向き合うだけです。
実際、付き合ってからも安心を与えるのための
行動は徹底していました。
スマホはいつでも見られるし、
位置情報も筒抜けです。
また、スマホの壁紙をツーショットに、
SNSのプロフィール画像もツーショットに、
さらに恋人関係であることを公言しました。
「僕とサキは付き合っている」と
周知させることで、浮気や二股を
した時には、社会的に終わる状況を
作ったのです(笑)。
まあ、そもそも浮気をしようなんて
1ミリも思いませんが。
あと、これはちょっと恥ずかしいのですが、
今どこで何をしているかわかるように、
時折自撮りを送るようにしています。
男の自撮りなんてイタいかもしれませんが、
サキのためならやりますよ。
次第にサキからボディタッチの頻度が増え、
サキの僕にたいする信頼度が上がっている
のがわかりました。
PR 大切なお子さまをGPS端末で見守り 「soranome(ソラノメ)」
【まとめ】信頼は行動で積み上げる
サキと付き合うまでには、多くの苦労が
ありました。
しかし、頑張ったぶん、付き合えたときの
幸せはかなり大きかったですし、今も
変わらずサキのことを愛しています。
僕の行動は再現性があると思います。
彼女を不安にさせないためには、
言葉で「信じて」「大丈夫だから」
と言うよりも、行動が手っ取り早いです。
LINEのやりとりを見せる、写真を見せる、
付き合っていることを隠さず公言する。
難しいテクニックはいらないです。
彼女を不安にさせてしまいがちな人はぜひやってみてください。
そこに、あなたの愛があるならば、
彼女と幸せな道を進みたいなら、
なんにも苦になることではないと
思います。
彼女にとって何が安心感を与えることが
できるのかを考えると、今あなたが
するべきことが見つかるはずです。
今回の私の体験が、何かしら
あなたと彼女との今後に
お役に立てると幸いです。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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